日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年1月10日水曜日

◆ドイツでの経験値を鹿島に…内田篤人が語る「日本に帰ってきた自分の役割」(サッカーキング)




「めっちゃ差があると思います」

 鹿島アントラーズへ入団した内田篤人はドイツでの8年間を通じて、日本と欧州の「正直な」違いを語った。

 2010年にドイツのシャルケへ移籍し、ブンデスリーガやチャンピオンズリーグを経験した内田だからこそ、日本とドイツの圧倒的な差を肌で感じ取ったという。その強さの源である、欧州の育成システムについて述べた。

「ドイツは若い選手がどんどん出てくる。クラブユースとか高校サッカーとかいう域を越えて、サッカーを強くするシステムが出来上がっていますね。だから毎年化け物みたいな選手が出てくるんだと思います」

 怪物のような選手と戦った経験値。それを鹿島へ残すことが「日本に帰ってきた自分の役割」だと内田は語る。鹿島を、そして日本を強くするために伝えられることがある。「今はプレーで教えていきたいけど、いつ引退するかわからない。海外でやっている指導者が上にいないので、世界で勝つとかを考えるなら、盗んでいかないと追いつけない。そうしないと離されていく一方だと思います」

 9日に鹿島での“初練習”に参加した内田は、「コミュニケーション」を取りながらチームに馴染んでいくという。

「ロッカールームで仲間に考えを伝えることが大事だと思っています。それから、積極的に話しかけてくれればな、と。初対面の人が得意ではないので話しかけづらいと思いますが、若い選手とうまくやっていきたい。ヤス(MF遠藤康)とかはうまくやれそうですね」

 日本を代表する右サイドバックの内田には、大きな期待がかかっている。まずは感覚を取り戻すところからのスタートだ。

「違いを痛感するのはピッチに立ってからです。細貝萌さん(柏レイソル)や清武弘嗣くん(セレッソ大阪)も言っていたけど、向こうとは芝生が違う。ドイツの方が、トラップとかぶっちゃけ気を遣わなくてよかったです。適当にボールが止まってくれるから。あとは審判のファールの取り方も適応しないといけないですね」

 以前所属していた時と同じ背番号「2」を受け取った内田は、ドイツでの経験をチームに還元できるように意気込んだ。

ドイツでの経験値を鹿島に…内田篤人が語る「日本に帰ってきた自分の役割」

内田

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